青森函館旅行記

青森函館旅行記>1日目 [03]青森~函館

1日目 [03]青森~函館

スーパー白鳥9号は函館へ向かって青森駅を定刻13時21分に出発。しばらくカーブが続くのであまりスピードを出さなかったが、しばらくたってもスピードをあまり出さなかった。特急にしては遅いなと感じたのであったが、恐らく単線で線形もあまりよくないのでスピードが出せないのだろう。

右側に陸奥湾を望みながら列車は進む。13時45分、蟹田停車。青森蟹田間は27キロだが、青森から24分かかった。蟹田を出た次の駅・中小国駅を通過してしばらくすると津軽線と別れ、津軽海峡線へと入る。ここから複線となって線形がよくなり、スピードを出してグングン進む。線路と線路のつなぎ目を拾う「ガタンゴトン」という音もほとんど聞こえてこない。やがて津軽今別駅を猛スピードで通過し、もうすぐ青函トンネル。車内の電光掲示板には、「もうすぐ青函トンネル」などと表示されたりする。

電光掲示板 また、電光掲示板には次の停車駅である木古内まで、今どれくらい進んでいるのかが示されたりして飽きなかった。さらに、座席テーブルの裏側にはシールが貼ってあり、スーパー白鳥が何時頃青函トンネルに入って、何時頃最も深い部分と通り、何時頃青函トンネルを出るのかを示した図が描かれていた。14時1分頃、世界最長の海底トンネルである青函トンネルに入った。竜飛海底を14時9分頃通過。竜飛海底駅は本州側の海底駅であるが、蛍光灯と思われる電気が薄暗くついていた程度であっという間に通り過ぎた。

青函トンネルは海底のさらに下100メートルに作られているので、海の最も深いところは水深140メートルという。そのさらに下100メートルにトンネルを通しているわけだから、海面から240メートル深い部分にトンネルが作られていることになる。

その最も深い部分を走行している間は、トンネル両脇が青く光っているというが、それも一瞬にして通り過ぎた。さらに北海道側の吉岡海底を通り、14時27分頃に北海道側の青函トンネルを出た。

青函トンネルの長さは53.85kmなのに対し、26分で通り抜けたわけだから青函トンネル内は、かなりの表定速度になるはず。120km/hくらいか?青函トンネルを抜けると、知内駅を猛スピードで通過し、やがて木古内に停車する。

14時35分着。ここから、江差線に入る。木古内を発車すると、やがて右側に津軽海峡が見えて、眺めがいい。列車は比較的ゆっくりと進む。
15時12分に終点函館に到着。向かい側のホームには、15時23分発のディーゼル特急北斗15号札幌行きが停車しており、もしこれに乗れば、18時59分に札幌へ着く。首都圏から丸1日かけて行くことも不可能ではないなと感じた。その場合、はやて白鳥北斗の連絡になり、八戸と函館の2回乗り換えが必要。函館駅は自動改札となっている。

「青森函館フリーキップ」は行きと帰り券がそれぞれ1枚の合計2枚だが、行きの券はフリーエリア区間内の最初の下車駅で回収される。よって、函館駅で行きのきっぷが回収され、残りは帰り券のみとなった。帰り券は、フリー区間内で下車しても自動改札で回収されず、最後の帰着駅(当サイトの場合は大宮)までそのまま使える。

文書・画像等の無断使用・転載を禁止します。
青森函館旅行記 All Rights Reserved.
inserted by FC2 system